ニュースリリース

[情報システム工学科]丸山 勲准教授 自己触媒能を有する炭素系水素貯蔵材料とその製造方法に関する技術発明が特許権を取得

【特許番号】第6729883号  【登録日】令和2年7月6日
【発明の名称】自己触媒能を有する炭素系水素貯蔵材料、その製造方法、その化合物を用いる水素の吸蔵方法及び水素の放出方法、及び水素吸蔵用デバイス

情報工学部情報システム工学科 丸山勲准教授が大阪大学 草部浩一准教授、法政大学 高井和之教授らと共同で発明し、特許出願した「自己触媒機能を有する炭素系水素貯蔵材料とその製造方法」に関する技術発明が特許権を取得しました。

<本特許発明の要約>

「自己触媒反応を有し、化合物中に吸蔵した水素を吸熱せずに放出するか、または発熱しながら放出する水素吸蔵炭化水素化合物である、原子欠損を有する炭素系水素貯蔵材料を提供する。

  • 炭素系水素貯蔵材料の製造原料である炭化水素化合物を準備
  • 所定のガス分圧の容器内に製造原料をセット
  • イオンビームを照射した後にアニーリングを行って原子欠損を有する炭化水素化合物を形成

活性化させた水素で前記原子欠損を有する炭化水素化合物を処理して、自己触媒機能を有する炭素系水素貯蔵材料の製造方法を提供する。」

現代の生活は、電気エネルギーへの依存度が高くなっており、こうした電気エネルギーの供給に当たっては、二酸化炭素を排出しないエネルギー源として、水素が注目されるようになってきました。これまで、様々な炭素材料に分子状又は原子状の水素を吸脱着させる水素吸脱着反応を利用した水素貯蔵材料の開発が進められてきましたが、水素は反応性が高いため、安全性、効率性という点ではさらなる技術開発が必要とされてきました。
本特許発明により、室温程度の温度では吸着した水素を安定的に貯蔵することができ、約180℃~約1500℃の温度範囲であれば速やかに吸着した水素を放出することができるため、貯蔵用担体又は輸送用担体として使用することができる水素貯蔵用デバイスを提供することが可能になります。

 

図1 3水素化原子欠損を有する炭素系材料の構造
図2 水素材料として使用し得る分子の構造

 

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トピックス   2020/10/13