FIT 福岡工業大学大学院

研究科長ごあいさつ 研究科長ごあいさつ

工学研究科長ごあいさつ

近年、「サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会」、所謂、Society 5.0の実現に向けて、工学・情報学をはじめとした様々な分野の先端技術があらゆる産業や社会生活に取り入れられ始めています。

日本が目指す次の超スマート社会においては、人工知能(Al)、Internet of Things (loT)、ビッグデータ、ロボティクス等の第4次産業革命のイノベーションを、工学・情報学といった枠組みを超えた融合的視点から社会に実装できる研究者・技術者が求められています。

大学院工学研究科修士課程では、電子情報工学、生命環境化学、知能機械工学、電気工学、情報工学、情報通信工学、情報システム工学、システムマネジメントの幅広い学術分野を有する8つの専攻を設置し、社会のインフラ整備、人間にとって有用なモノの製造とその技術、革新的なコンピュータや情報システムの横築とその技術など、人間中心の社会の発展に貢献できる技術者・研究者を育成することを目的に教育を行っています。
また、物質生産システム工学と知能情報システム工学の2専攻から成る博士後期課程では、高度な研究の遂行に対応できる研究者の育成を行っています。

本学工学研究科の学生は、これらの幅広い専攻における学びを享受できるだけでなく、所属する専攻以外の授業科目も履修することが可能です。すなわち、分野横断的な学びを通じて、融合的な視点と知識・技能を獲得することで、次世代の超スマート社会を築くために必要な“物事を科学的に思考・吟味し、活用する力"を会得できることが本学工学研究科の強みとなっています。

言うまでもなく、これから予想される産業構造や社会構造の不連続的変化を迎えるにあたリ、社会を先導できる研究者・技術者となるためには、社会で求められる知識・技能のニーズをいち早く捉え、常にスキルをアップデートし、新たな分野のスキルを身に付けられるよう自ら学び続ける力が不可欠です。

工学研究科では、産業界の需要に応じた魅力ある教育研究内容・方法を推進、企業の事業発展、技術交流及び技術向上に寄与できる研究を実施することで.学生の「学ぶ力」を涵養しています。
また、最先端の機器を備えており、国際的にも通用する研究・開発技術の育成をサポートします。
卒業生の皆様が、これからの社会を先導する人材となれるように、仕事に活かせる研究、未開発技術習得を目指します。

社会環境学研究科長 ごあいさつ

高度で知的な素養のある「人財」養成のため、多様な分野から体系的かつ実用的研究を目指します。

1992年の国連の気候変動枠組み条約の締結から約30年が経過しています。その間、京都議定書、パリ協定など地球温暖化に対する国際社会の取り組みは強化してきたともいえます。このように国際社会は地球温暖化をはじめ、気候変動問題に対する関心は高まる一方であり、SDGsの達成に向けた国の政策、企業の取り組み、市民団体の活動など様々な側面で活発な動きが見受けられます。

 

このような国際社会の変化に対応すべく、2007年に社会環境学研究科が設立され、その間、多くの大学院生が本研究科を修了し、様々な業界・地域で活躍しています。本研究科では、経済・経営、法・政策分野を中心に、より専門的な知識を修得した実践型人材の育成を目的としています。その目的を達成するため、1年次から複数の教員による合同ゼミを行うとともに、1年次終了時にはその成果をディスカッションペーパーに取りまとめることで2年次での修士論文への取り組み支援を徹底しております。

一方、今般の国際社会は環境・エネルギー・経済問題を取り巻く変化が激しく、その複雑な課題にいかに対応できるかが問われています。そのためには従来のアプローチだけではその答えが見つからず、多様な分野からのアプローチが必要となります。さらに今までの常識とも言われたことをもう一度原点から考える思考力・分析力が求められる時代でもあります。その時代の変化に重要なことは大学院での高度で知的な素養のある「人財」の育成になります。本研究科では複雑な社会課題に真剣に取り組める研究の力を高めながら、大学院での研究が今後の社会においてどのように役立つのかを明確に示していきます。社会環境学研究科では自分をもう一段成長させたい大学院生を教員一同で支援していきます。是非一緒にチャレンジしましょう。

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