FIT 福岡工業大学大学院

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トピックス 2022.11.09

地域の山の生態系を守る。竹害防止の伐採作業に学生が参加

[地域貢献]新宮町×福岡工業大学

福岡工業大学と福岡県糟屋郡新宮町は、環境の保全や教育、文化の振興などを目的に2014年に包括的連携協定を締結し、様々な連携事業を展開しています。
この度 新宮町の竹林での竹の伐採作業に留学生と職員が参加し、2021年から学生主体で実施している竹灯籠イベント用として伐採した竹50本を提供いただきました。

10月15日(土)新宮町立花地区で竹林の保全活動を行うTAP(Tachibana All Powers)のご協力の下、留学生3名と職員3名が灯籠用の竹の伐採作業に参加しました。約30年前、秋にはオレンジ色に染まるみかん畑であった山は、今では竹が増殖しその面影を失ってしまっています。そのため現在はTAPメンバーを中心に竹を伐採し、山頂に向かう散策道を整備しています。今回はその一環の活動に参加し、伐採した竹50本を本学の竹灯籠イベント用に提供いただきました。
作業は、TAP様にて山の斜面に生えた竹を伐採、3メートルに切断し、学生と職員は倒れる竹に注意しながら、切断された竹を斜面から麓まで運搬。竹は孟宗竹で長いものは20メートル、太さは直径20センチにもなり、かなりの重量がありました。約3時間の汗を流しながらの活動で、竹林整備の大変さを体験しました。

今年度は12月17日(土)に竹灯籠イベントを実施予定で、昨年と同じくプロジェクトマッピングと合わせた企画を大学のアプローチで実施します。次は持ち帰った竹を学生と教職員が協力して一つ一つ加工し、竹灯籠を完成させていきます。

竹害…竹害(ちくがい)とは、かつて筍を採るために栽培されていた孟宗竹の竹林が放置された結果、周囲の植生に孟宗竹が無秩序に侵入する現象のこと。孟宗竹が進出するとアカマツやクヌギ、コナラなどかつて里山で優勢であった樹種が置換され、生態系が単純化してしまうことや、孟宗竹は土壌保持力が低いため崖崩れが起きやすくなるなど、各種の害が発生することが現在問題視されています

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