FIT 福岡工業大学大学院

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ニュースリリース 2022.12.21

「それって詐欺じゃないですか?」僕らはおばあさんに声をかけた(福岡工業大学の学生2名が表彰されます)

本学生命環境化学科の3年生、2名が東警察署より表彰を受けます。
2人は先月(11月)高齢女性の異変を察知して声をかけ、ニセ電話詐欺の被害を未然に阻止しました。 2人が被害を防止したエピソードには世の中捨てたもんじゃないと感心させられるものがあります。12月、特に年末はニセ電話詐欺の被害が急増する時期でもあります。被害拡大を防ぐためにも、取材にお越し下されば幸いです。宜しくお願い申し上げます。
表彰日時 12月26日(月)13:15~
場  所 東警察署(福岡市東区箱崎7丁目8番2号)

不安そうなおばあさんが声をかけてきた!「ATMはどこですか」

11月22日(火)の午後、2人はJR福工大前の本学アプローチ広場で、おばあさん(福岡市東区在住:一人暮らし。80歳代)から
「ゆうちょ銀行のATMを探しています。お金を振り込まないといけません」と声をかけられます。
おばあさんの不安で焦っている様子を見て2人は声を掛けました。「大丈夫ですか?」

怪しい男から電話が!今すぐ9万9000円!?

おばあさんは携帯電話を持っていて2人が声をかけた直後に着信が!
「特殊詐欺じゃないか?」不審に思った学生が電話を替わると、電話からは「NTT関連のサポート会社」を名乗る怪しい男が 「おばあさんの携帯電話機のウイルスが他の人の携帯電話機に感染して迷惑をかけている。今日中に99,600円払わないと30万円支払うことになる。 今からATMで振り込みをしてもらう」と話しました。

「暴力団とも関係がある」「なめるなよクソガキ」男にひるまず。「電話でお金は詐欺ですよね」

その後もおばあさんの電話には矢継ぎ早に着信が。
次に電話を替わった学生が不審に思った事を尋ねると電話口の男は豹変。「なめるなよクソガキ」「こっちは暴力団とも関係があるんだ」「福工大にお前らのことを言いつけるぞ」…意味不明な脅しをかけてきました。
学生は「これは詐欺だ」と確信。すぐに携帯電話の電源を切り、女性を本学学生課に連れていき、保護しました。

年末、12月に増加する特殊詐欺。被害から救った学生

例年12月は年末を控えて家庭に出回るお金の量が増え、ニセ電話詐欺が増加する時期を迎えます。
また、福岡県警察本部によりますと、令和4年上半期(1~6月のニセ電話詐欺の被害件数は144件(前年比26%増)。
被害額は3億9230万円(同127%増)となっており、被害件数、被害額ともに去年より大きく増加しています。

学生のコメント

「電話口の男にすごまれたときは『多分詐欺だろう』と思いながらも怖くなって電話を持つ手が震えました。おばあさんも怖かっただろうし、不安だったと思います。あの日勇気を出して声をかけて本当に良かったです。」
「明らかに不安そうで、焦っている感じだったおばあさんに違和感を覚えて声を掛けました。詐欺被害はお金だけでなく、被害者の方の心も深く傷つけるものだと思うので、未然に防ぐことができて良かったです。」
「詐欺だとわかっていても、男に脅された時は電話を持つ手が震えた」と話す2人。
ニセ電話詐欺、振り込め詐欺は被害にあった方の金銭面だけでなく心も深く傷つけます。被害を防ぐことができて本当に良かったと話す2人。ぜひ取材して頂けましたら幸いです。

取材のお申込み・本件発信部署

福岡工業大学 広報課 (担当:池田)
TEL:092-606-0607

取材のご依頼は下記申込書(PDF)をご記入のうえ、
FAX(092-606-7357)またはメール(kouhou@fit.ac.jp)にて本学広報課にご送信ください。

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