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トピックス 2023.01.17

[知能機械工学専攻]「無酸素銅の極微小切削実験」大学院生の発表が学会受賞

公益社団法人精密工学会九州支部・中国四国支部 2022年度「久留米地方講演会」において「ベストプレゼンテーション賞」受賞

2022年12月3日(土)久留米市の久留米工業大学にて開催された 公益社団法人 精密工学会九州支部・中国四国支部「久留米地方講演会」において、修士課程 知能機械工学専攻2年 仙波研究室の学生が「ベストプレゼンテーション賞」を受賞しました。
受賞タイトルは「無酸素銅の極微小切削時に生じる加工ひずみ」で、純銅の超精密切削加工に関する研究について発表したものです。
「無酸素銅の極微小切削時に生じる加工ひずみ」

ナノ多結晶ダイヤモンド製のノーズRバイトに対して酸素プラズマを用いたドライエッチングを行い、刃先の丸み半径を0.5 nm以下に成形しました。その上で、無酸素銅に対する超精密切削を行い,刃先の丸み半径を減らせば原子が滑った領域の面積が減少し、切込み深さを減らせば切削比が1に近づく可能性があることを示すための実験を行いました。

切込み深さを変え正面切削を行った加工面のKAMmap画像、r 0.3 nm, f 5 μm/rev
(切込み深さが1 nm以下の(d)の画像は、(a)の画像と似ており結晶方位の乱れがほとんどありません。)
刃先の丸み半径が0.3 nmのノーズRバイトを用いた上で切込み深さの最大値が1 nm以下と思われる条件で極微小切削を行うと、切削比が1に近づくだけでなく、加工変質層のない加工面を作れることが明らかになりました。

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