FIT 福岡工業大学大学院

工学研究科 修士課程 知能機械工学専攻 カリキュラムポリシー ディプロマポリシー

カリキュラムポリシー

知能機械工学専攻では機械工学、ならびにメカトロニクスに代表される知能的動作をする機械等の機械工学の周辺分野の発展に貢献できる技術者・研究者を育成することを目的として、機械基礎、機械設計、超精密加工,計測制御に関連するそれぞれの知識と技術を習得させる4つの専修区分を設けています。「知能機械基礎学」においては、エンジン、船舶、飛行機などの解析・開発に必要な熱流体分野の先駆的な知識と技術について学修します。「知能機械設計学」においては、高度な機械の解析・開発に必要な機械設計や振動工学分野の先駆的な知識と技術について学修します。「超精密加工学」においては、高精度の機械加工に必要な成形加工や超精密加工分野の先駆的な知識と技術について学修します。また、専修区分を有機的に結びつけることができる総合力を身につけるために、専攻内共通科目を設け、横断的な講義・演習を実施することで機械工学技術の多様な応用手法を学びます。さらに、技術者倫理特論や特別研究を通して、技術者としての倫理観を養成します.このような、講義、演習、特別研究からなるカリキュラムを準備し、以下の指針の下で教育研究を行います。

(1) 知能機械工学科のカリキュラムとの連続性に配慮し、高次の専門知識力と周辺分野の知識力の育成。
(2) 高次の専門知識と周辺分野の知識を活かした問題発見能力および解決能力の育成。グループワークを円滑にするコミュニケーション能力の向上。
(3) 先駆的技術を迅速かつ正確に理解するための英語文章読解能力と研究成果を国際的に公表していくための英語表現能力の向上。
(4) 学術成果の社会還元を目的として、学術雑誌掲載を目標とした論文作成能力の育成。
(5) 過去の技術的倫理問題の学びを通じて、公衆の利益の優先、持続可能性の確保、真実性の確保、信用の保持、法規の遵守等の技術者としての倫理観の育成。

ディプロマポリシー

知能機械工学専攻の修了生には、機械工学およびその周辺分野への多様な社会的需要に対応し、新たな機械技術の基盤作りに貢献する技術者としての活躍が期待されます。そのため、本専攻は、習得した知識と技術による問題発見および創造的解決能力と、得られた学術的成果を社会に還元するための豊かな表現力を有する人材の育成を目標とし、以下の学習成果を習得していることを求めます。

(1) 機械工学と機械の知能化など機械工学に関連する周辺分野に関する幅広い知識と技術を身につけている
(2) 研究を進める中で、的確に問題を抽出できる能力、問題解決のために必要な手段を計画できる能力、計画通りに研究を遂行できる能力を身につけている
(3) 実社会の具体的な課題や問題に対して、上記の知識や能力を的確に活用・応用できる能力を身につけている
(4) 積極的に課題解決に取り組み、柔軟な発想、思考に基づき、研究成果を総合的にまとめ、分かりやすく伝える能力を身につけている
(5) 社会において的確な価値判断ができる正しい倫理観を身につけている

学位審査基準
 次の基準を満たした人に修士(工学)の学位を授与します。

  1. 大学院に2年以上在籍し、所定の単位を修得し、所定の研究指導を受けていること。ただし、優れた研究業績をあげた者については、1年以上在籍すれば足りるものとする。
  2. 研究指導を受けた上、研究成果をいずれかの手段で公表※し、修士論文審査および最終試験に合格すること。

 なお、修士論文合格の判定基準は以下の通り。


(1) 学会誌、専門誌等に学術論文を公表する。この場合、学位論文提出時に投稿中は可とする。
(2) 学会で本人が登壇して口頭発表する。この場合、学位論文提出時に投稿中は可とする。
(3) 学内紀要(福岡工業大学論集、エレクトロニクス研究所所報、情報科学研究所所報、環境化学研究所所報)に公刊する。この場合、学位論文提出時に投稿中は可とする。

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