工学研究科 修士課程 情報工学専攻 カリキュラムポリシー ディプロマポリシー
カリキュラムポリシー
情報工学の分野は基礎となるコンピュータ科学とハードウェア工学、ソフトウェア工学、応用が中心となる情報システム、情報メディアや情報機器の分野の発展に貢献できる技術者・研究者を育成することを目的として、4つの専修区分を設けています。知能情報工学専修区分においては、人工知能と知能情報処理について学修します。知能システム工学専修区分においては、知識のコンピュータモデル化と新しい時代の集積回路を学修します。メディア情報工学専修区分においては、コンピュータ画像処理と情報メディア機器を学修します。ソフトウェア工学専修区分においては、ソフトウェアの開発と利用の方法を学修します。さらに,技術者倫理特論や特別研究を通して,科学技術を応用する場面における的確な価値判断のための倫理観を養成します。このような、講義、演習、特別研究からなるカリキュラムを準備し、以下の指針の下で教育研究を行います。
(1)深く専門知識を教授し、高度情報技術者を育成
(2)数学や英語の基礎学力をより堅固なものとし、さらにコミュニケーション力や技術者の倫理感、リーダーシップ力の育成
(3)研究室を中心とした研究活動を通して、研究開発のための問題解決能力を育成
ディプロマポリシー
情報工学専攻の学生は高度な情報工学の知識を身につけ、指導的な立場から実社会に応用できることが期待されています。そのため、本専攻は、習得した知識と技術による問題発見および創造的解決能力と、得られた学術的成果を社会に還元するための豊かな表現力を有する人材の育成を目標とし、以下の学習成果を習得していることを求めます。
(1) 情報科学、プログラミング、人工知能、コンピュータ技術に関する幅広い知識と技術を身につけている。
(2) 研究を進める中で、的確に問題を抽出できる能力、問題解決のために必要な手段を計画できる能力、計画通りに研究を遂行できる能力を身につけている。
(3) 実社会の具体的な課題や問題に対して、上記の知識や能力を的確に活用・応用できる能力を身につけている。
(4) 積極的に課題解決に取り組み、柔軟な発想、思考に基づき、研究成果を総合的にまとめ、分かりやすく伝える能力を身につけている。
(5) 情報社会において的確な価値判断ができる正しい倫理観を身につけている。
学位審査基準
次の基準を満たした人に修士(工学)の学位を授与します。
- 大学院に2年以上在籍し、所定の単位を修得し、所定の研究指導を受けていること。ただし、優れた研究業績をあげた者については、1年以上在籍すれば足りるものとする。
- 研究指導を受けた上、研究成果をいずれかの手段で公表※し、修士論文審査および最終試験に合格すること。
なお、修士論文合格の判定基準は以下の通り。
※
(1) 学会誌、専門誌等に学術論文を公表する。この場合、学位論文提出時に投稿中は可とする。
(2) 学会で本人が登壇して口頭発表する。この場合、学位論文提出時に投稿中は可とする。
(3) 学内紀要(福岡工業大学論集、エレクトロニクス研究所所報、情報科学研究所所報、環境化学研究所所報)に公刊する。この場合、学位論文提出時に投稿中は可とする。